かさねとは八重撫子の名成べし

かーんの趣味の記録

第31回 館山若潮マラソン に参加してきた

第31回 館山若潮マラソンに参加してきた。これでフルマラソンは2回目。

正月後、新しい靴を購入。その靴で走った時に左足小指から踵にかけての痛みを発症。心配である。

 前泊の宿からマラソン大会駐車場へ移動。近場に停められラッキー。会場は狭く今回9000人規模となった大会には狭い。待機場所が少なく風も強い。駐車場で待ってアップする事にした。
 スタート準備の為、会場へ移動。トイレの数は多くスムーズに済ますことができた。そしてスタート地点へ移動。予想してた通り狭い。大会規模が3000人の時とスタート場所が変わらず、9000人を収めるのは難しいだろう。
 いよいよスタート。左足裏に違和感。いつ爆発するか分からない爆弾のようだ。
 2kmにて左足裏に鋭い痛み。もうか!ダメなのか?もっとクッションのある靴にすればよかったと後悔。痛みにビビりながら走り続ける。海風がすごい。だが現時点では日が当たり走る体力もある為寒い感じはしない。
 10km地点までは微妙な登り下り。海岸沿いのコースは景色もよく気持ちがいい。ただ足の痛みがある為、いつもと違う走り方をしている。10km先からは勾配がきつくなる。道も狭い。路線バスが対向車線を通ってビビる。交通規制が片側だけ。それも一方通行ではなく双方向で車が来る為、車が対面になると、ランナーが走っているコースに容赦なく突っ込んでくる。たまにランナーが止まらなければならない。かなり危険。
 狭い岬のコースが終わり、菜の花が咲くフラワーロードになる。キレイだが岬コースのアップダウンと車の為に体力を消耗。景色を見る余裕無し。だが、しばらくのは緩やかな下り勾配となる。スピードも上がりかなり楽。調子に乗ってスピードを上げたら、足の裏が痛みだした。
 4時間30分のペースランナーに追い付く。中間地点直前のエイドステーション。ここにはエアーサロンパスがあった。靴を脱いで靴下にしみ込むよう足の裏に噴射。楽になる。しかしここからは25kmまで、5kmの坂地獄の始まり。
 エアーサロンパス効果で楽になり、気を良くし最初の坂を走って登る。足が痙攣。足をかばって走っていた為に、変なところに力が加わっていたらしい。足が吊りそうになる。歩くハメになった。そういえば、15kmを超えたところからエイドステーションが少なくなり、水分の補給もままならなかった。水分が足りないのか?
 登り坂はまだまだ続く。そして日陰コースになる。強風の為に汗があっという間に冷え、体温を一気に下げる。体力も奪われる。歩いていては体が寒いため、少し走るが足が痙攣する。登り坂は走れない。喉が渇く。水分が足りていないのかもしれない。自販機を発見。スポーツ飲料を購入。体がさらに冷える。登りは歩き、下りは走るを繰り返す。
 ようやくエイドステーションにつく。ホット麦茶があったので2杯飲む。ホッとする。この先、もう坂道は無いと思ったら、ここから山越えの急な坂道。走る気力は無い。急な坂を登ると急な下り坂。走ろうとするが足裏の痛みがひどくなりビッコ状態。心が折れる
 山越えが終わり海岸線に出る。ここからは来た道を戻るコース。だが車線規制解除されている為に、2車線とも車が通る。その為走るスペースは1mぐらいの車道。かなり危険。来るときには楽だった勾配が、帰り道には絶望的な登り坂に感じる。人を抜かす為には後ろから来る車を確認しながら素早く走らないと轢かれそうだ。その為さらに体力消耗、足にダメージを負う。
 ようやく危険地帯を抜けると、車線規制された海岸の直線道路。大変走りやすいがもう体力は無い。足も上がらない。風が強く、体が冷え、気分が悪くなる。痛みもひどい。走っては歩くを繰り返す。涙が出そう。
 4時間40分で残り3km。普段ならスパートで5時間以内にゴールできそうだが、走っている格好だけ。ぜんぜん進まない。苦しい。
 5時間5分でゴール。なんとか完走。後5分。悔しい。

 今回の敗因は、完全な練習調整不足。正月後の足の痛みの為、水泳だけの練習。走る事をしていなかった。そして靴。今回みたいなときには、重くてもクッションがある初心者用の靴にすればよかった。悔いの残るレースだったが、課題が見えたレースでもあった。