かさねとは八重撫子の名成べし

かーんの趣味の記録

日本のメーカーが勘違いしていると思う所

スマホを使えば使うほどPCが恋しくなる
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20120106_502684.html

 この記事を見て思った感想は、もし日本の開発者、経営者がこの先、ハード技術偏重のこのような考えをしていたら、ずっとiPhoneのような物は出ないし負け続けるだろう。

 iPhone以前からNewtonやパームやザウルス、CE、ガラケーがあって通信は出来ていたが、iPhoneが爆発的に流行ったのは、インターフェースが優れ、同期がしやすく、AppStoreで世界中の個人の開発者が集金しやすいという所で、それらが全部そろってこそ流行ったんだろう。

 Androidが流行したのは、数年前から日本におこなっていたサムスンの、「ターゲットにそっくりな情報を流し勘違いをさせて取り込む韓国商法」をにならい、開発当初のブラックベリーそっくりパクリを止めて、iPhoneインターフェースそっくりパクリ、AppStoreをそっくりパクリ、さらにOSを無料配布をして、圧倒的に多いWindows系アップル憎しの技術者を取り込んだところだろう。

 唯一望みがあったガラケーiモードは、ドコモがアプリの開発と集金を囲い込み、牛耳りすぎたため個人では敷居が高くなってしまった。さらに世界に広めようとする努力もせず、メーカーもハード偏重の思考を変えることが出来ないため、「ガラケーの技術力は世界一」なんていうお抱え記者やコンサルにおだてられ、ぬるま湯にどっぷり浸かりふやけてしまった。

 そこでドコモはサムスンと手を組み、一向に世界に出て行けない日本のメーカーを見放した。だが組む所がサムスンとは、ハード偏重の考えは変わっていないようだ。

 auはリスモの成功があったが、日本のコンテンツメーカーが既得権益の為に独自のガチガチに固めた著作権を振りかざし、世界に出て行けなくしてしまっている。アップルもiTunesの時にかなりの反対があったが、たびかさなる説得でコンテンツを増やし成功した。auには世界に出て行けるよう説得を頑張ってもらいたい。

 ディズニーやUstreamGyaoなどのコンテンツメーカーと手を組んだり、ハードメーカーと手を組み独自のスマホを出したりと頑張っているが、まだ連携がうまくいっていない中途半端な状態のソフトバンクには、それらともっと活かせるように技術力と連携を頑張ってもらいたい。